【社会保険労務士】残業代クイズ|東北ビジネスサポート
2021/08/19
こんにちは、お客様担当スタッフの鳴海です!
夏の風物詩である甲子園大会ですが、雨の影響で試合ができない日が続いています。
その間に新型コロナウイルスに感染し、辞退した学校もあります。
高校生活最後の晴れ舞台ですので、これから試合を行う選手の皆さんには悔いが残らないようにプレイしてくれることを願うばかりです。
さて、今回は「残業代」についてクイズをお出ししたいと思います。
Q.通常の就業時間が 8:30~17:30(休憩時間60分)の8時間勤務の場合
従業員がタイムカードを押したのが 8:15~17:55
勤務時間は8時間40分でした。
残業代は発生するでしょうか?
また、発生するなら何分で計算するでしょうか?
次の選択肢から選んでください。
① 残業代なし
(朝も帰りもオーバーしたのは30分以内だし、残業代は出しません。)
② 30分
(朝と帰りで合計40分オーバーしているので、30分の残業代を出します。)
③ 40分
(8時間をオーバーした分は1分単位で残業代を出します。)
正解は・・・
③の40分です!
残業代について何もルールが決められていないと、
1分単位で支払うことになってしまうこともあります。
しかし、
※従業員全員がタイムカードを定時ピッタリに押すことは物理的にも不可能
※仕事は終わっているのにダラダラと会社に残っている人にも残業代を出さないといけない
などなど、色々と問題が発生してきます。
ですので、例として下記のようなルールを作ります。
・タイムカードは始業時刻前・終業時刻後の○○分以内に打刻すること
(例:10分以内)
・この打刻をもって定刻に始業・終業したものとします
・早出・残業をする際は、事前(または事後速やかに)に上司に申請すること
・申請がなかったものは定刻に始業・終業したものとします
こういったルールを作り、事業所内に張り出すなどして従業員に伝えていれば、
余計な残業代は支払う必要ありません。
残業ルールがない、またはルールはあっても従業員に伝えていない、
そんな方は早急にルールを作り、従業員に周知することをおすすめします。
ご不明な点等ございましたらお気軽にご相談ください!