採用に力を注ぐ
2017/09/25
良い会社組織を作るために、必要な要素はたくさんあると思います。
しかし、人事の専門家の私から見ますと、中でも優先すべきは「採用」であると考えています。
誰と共に仕事をするか。
成功において、最も必要なことだからです。
私たちが社業において成功を収めるにあたり、個々が自らの能力を磨くことは不可欠です。
しかし、個人で成し遂げられる成果には限界があります。
より大きな成果を挙げるためには、人の力を借りることが必要です。
ここで大切なことは、「誰の力を借りるか」ということです。
持っている能力が重要なのか、それとも人間性が重要なのか。
よく採用においてやりがちなこと。
それは「即戦力が欲しい」ということで、資格や経験を重視して採用することです。
とくに、欠員補充の際に起きやすいのですが、この形での採用でうまくいったケースは、経験上少ないです。
その結果…
『やっぱり資格よりも、気遣いのできる人がいいな』
『素直で、挨拶ができる人がいいわぁ』
こんな言葉が返ってきます。
うまくいく採用の秘訣を結論から申し上げると…
戦略的に、将来ビジョンに沿って、社風に合った人財を採用する。
これに尽きると私は考えています。
戦略が無いと、場当たり的な採用になります。
『辞めたから急ぎで補充しなくてはならない』
これが採用がうまくいかない最も顕著なパターンです。
どうすれば辞めない社員を採用できるか。
もっといえば、どうすれば社員が辞めない魅力的な組織を作れるか。
常にここを意識し、取り組み続けていくことが重要です。
では、何から取り組んでいけばよいのでしょうか。
それは…
自社の魅力や強みに気づくこと!
自社のPRポイントを明確に打ち出すことにより、まるで磁石のように、それを求める人財が集まってきます。
客観的にみたとき、御社の魅力や強みは何でしょうか?
この強みや魅力に惹かれた人財こそ、本当に求める人財ではないでしょうか。