失敗は持ちネタでありキャリアである
2016/10/27
皆様こんにちは!
人財経営コンサルタント・社会保険労務士の神成修太郎です。
10月14日に、提携している某生命保険会社の財務コンサルタントと共に、青森市内で経営者向けの「黒字化セミナー」を開催しました。今回で第5回目です(^^)
財務コンサルタントの彼は、元警察官という異色の経歴の持ち主。
青森県内では業界トップの実績を持ち(とはいえまだ30代です!)、常に最先端の情報を提供すべく東奔西走しており、今回は決算書の読み方や、銀行の格付けについての情報を惜しげもなく提供してくれました。
私は、会社の経営理念やビジョンの話を軸にして、活用できる助成金のお話を差し上げました。
この「ヒト」と「カネ」についての有益な情報提供の場は、なかなか無いと思います、
これからは、HP上で開催の告知もさせていただきますので、お楽しみにしていてください!
前々回のセミナーの開催後、私は財務コンサルタントの彼と、セミナーの内容や構成について話し合ったのですが、その際の彼の言葉に私は深くうなずきました。
結局、セミナーでいくら細かい話をしても、聴く側はほとんど覚えていないですよね(笑)
私の場合、警官時代の話をして、なぜ金融業界に入ったかを伝えると興味を持ってくれます。
まず私に興味を持ってくれて、人間性を見てもらうことが大事だと思うんです。
神成さんは、経歴が面白いから、持ちネタいっぱいあるから、絶対喋った方がいいですよ!
お客様が親近感を持ってくれて、直にコンサルできる関係を築けないと意味ないですもんね!
私はその後、正直あんまり面白みの無い(!?)助成金の話の前に、私自身の紹介や「なぜ社労士になったのか」を話すようにしました。
10月14日のセミナー内でお話しした内容を一部お伝えします。
平成16年9月の社労士独立開業後、私は約半年間引きこもりのような生活を送りました。
名刺をもって飛び込み訪問をしたものの、ことごとく打ちのめされたのです。
『あなたのメリットは何ですか?』と聞かれても、全く答えることができませんでした。
飛び込みや電話が怖くなり、身動きが取れなくなってしまったのです。
次第に貯金も無くなり、生活が脅かされてきて、私はアルバイトを始めました。
パチンコ店で遅番に入り、アルバイトをして月十数万の生活費を稼ぎました。
そして日中は社労士として方向性を模索するという生活を1年ほど続けたのです。
ただ私はこの雌伏の期間において、人生を変える大切な気づきを手にすることになりました。
それは、人生においてそして仕事において成功するために必要なことです。
それは『なぜ成功したいのか』『なぜ社労士なのか』という目的意識でした。
・・・・・・・・・・・
すると、セミナー後の懇親会で、この話に『響きました』という経営者の方が私に話しかけてきてくれました。
どうしたら引きこもりのパチンコ店のアルバイトから、今の状況に至ることができたのか。
そのプロセスにとても興味があります!
私にとっては願ったりかなったりの問いかけでした。
結局、経営者としても『なぜ成功したいのか』という目的が最重要であるからです。
誰しもが、失敗を重ね、それを糧にして成長していきます。
その中により良い人生を送るヒントが隠されています。
であるならば、失敗を恐れて何もしないということは、実に勿体ない事だと思うのです。
神成が提供しております「人財経営コンサルティング」の根っこには、失敗から学ぶという考え方があります。
経営者そして社員一人ひとりが失敗を恐れずにチャレンジできるようになれば、必ず良い結果につながり、相手の気持ちに共感できるようになり、人間関係の質も向上すると。
そして、あとで失敗を振り返れば、必ず鉄板の持ちネタになっていると!!(笑)
失敗を「失敗だった」「私には無理」と言い続ければ、過去の犠牲者になります。
しかし、失敗を「良い経験」と言い続ければ、どんどんキャリアが積み重っていきます。
これからも、縁ある方々が皆、後者を選んでくれるような関わりをし続けてまいります。